地形による位置のエネルギーを利用して行う排水のことを自然排水という。
機械排水に比べて施設設置費、維持管理費が少なくて済み、加えて維持管理も容易である。
自然排水方式の検討は、排水路の改修または新設、路線位置の変更、排水口位置の変更等の順で行う。
自然排水方式の検討事項
- 排水量は内外水位差の影響を受ける。一般的に内外水位差は小さいため、外水位のわずかな高さの違いも、排水量に大きな影響を与えることが多い。
- 外水位(排水本川の洪水位)の上昇はほとんどそのまま内水位の上昇につながるため、自然排水方式の計画基準外水位の決定は確実な資料に基づいて行うことが特に重要である。
- 排水口の大きさと構造は、排水量に直接影響を及ぼす。特に、排水解析によって内水位を設定する場合には排水口の水理特性、例えば水門の流量係数と開度が内水位を左右する重要な因子となる。

