用排兼用水路

1本の水路が同時に用水路排水路として利用されるもの。

用排分離が原則とされるが、用排兼用水路は用水と排水の双方の機能を持つ水路で、灌漑時は用水路、洪水時は排水路として使用される水路、上流部の水田からの排水を下流部で用水として使用する水路等がある。

反復利用による用水の節約などの利点はあるが、用水取入れのための堰上げで上流側が排水不良になったり、排水が流入して用水が汚濁するなどの欠点がある。

用排兼用水路の水路壁高は、用水路および排水路で算定する余裕高の大きい方を採用して水路壁高を算定するものとする。