一言でいうと、換地処分を実施する前提として、従前地（工事前の土地）の権利の帰属関係に基づいて、換地（工事後の新たな土地）に対応した権利の帰属配分計画を立てること。
詳細を説明すると以下の内容の通り。
圃場整備や農用地造成を行うと、従前の区画割は大幅に変わり、道路や用排水路も一新される。
これに伴って、工事前の区画に帰属していた土地に関する権利（所有権や地上権など）も、工事後の新たな区画に移す必要がある。
換地制度とは、工事前の区画の土地に対し、これに対応するものとして定められた工事後の土地を法律上同一のものと見なし、その間の権利の帰属関係を一挙に確定する法律手段である。
従前地と換地との対応関係を定めたものを換地計画といい、換地計画に基づいて権利の帰属を確定することを換地処分という。
換地は従前地と対応したものでなければならないので、両者の土地評価が必要となる。
